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図面の種類(意匠図・設備図・構造図)について:4回目①

こんにちは。

前回までは2回にわたり、建設業界の業種についてご説明させていただきました。
第4回は、「図面の種類について」です。
図面には種類が多数あるため、今回も2回に分けて図面のご説明をいたします。

Agenda

1. 建築図面とは
2. 建築図面の種類
3.まとめ

1.建築図面とは

まず、建築図面とは、建築主、設計者、施工者の間で
どのようなものを建築するのかという認識を共有し、
確実に相互の意思疎通を図るための重要な手段となるものです。

建築物を計画し完成させるためには、
大きく分けて建築主・設計者・施工者が必要になります。

建築主は個人の場合もあれば、会社の場合もあります。
公共事業の場合もありますので、そうした場合は
市区町村や国が建築主となります。

設計者は建築主や施工者から依頼を受け、
建築主の希望やイメージを汲み取りながら
それを図面におこしていきます。

施工者とは建築物の実際の施工・工事を行う人たちです。
施工者の人数はかなり多く、施工者の中にも様々な仕事や
役職があります。

例えば、前回までで学んだ、直接契約を結んで建築物の
工事全体の責任を負う「ゼネコン」、その下請けで
それぞれの専門工事を担う「サブコン」です。

2.建築図面の種類について

建築図面は、大きく分けて「意匠図、設備図、構造図」の
3つがあります。それぞれ分野ごとに分かれており、
図面が表す特徴もそれぞれです。

意匠図(いしょうず)
→建物全体の形態や、間取りなどの意匠(デザイン)を伝えることを重視した図面です。

設備図
→各設備の位置、機器、器具のメーカー、機種、品番などが示されています。

断面図
→建物を垂直に切断し、横から眺めた図面です。

これらの図面を設計者が作成します。

3.まとめ

本日は、建築図面についてご説明いたしました。
図面は建築物が完成するまでに関わる人々の思いが反映されるため
非常に大事なものであることが分かります。
今回ご説明した3つの建築図面にはその中でも種類がまだまだたくさんあります。
次回は、意匠図・設備図・構造図をより詳しくご説明させていただきます。