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建設業界の業種について解説:2回目①

こんにちは。
初回は、建設業界の基礎知識についてご説明させていただきました。
第2回は「建設業界の業種について」です。
業種は大きく分けて4つ、ディベロッパー・ゼネコン・ハウスメーカー・工務店と分かれます。
今回はディベロッパーとゼネコンについてご説明いたします。

Agenda

1. ディベロッパーについて
2. ゼネコンについて
3. まとめ

1.ディベロッパーについて

ディベロッパーとは、開発事業者で主に企画や開発事業を行います。
開発事業には、街の再開発、商業施設開発、リゾート開発、
マンション開発、大規模宅地開発があります。
ディベロッパーとゼネコンの関係は深く、
ディベロッパーが開発企画を行い、ゼネコンが施工します。
そのため、どちらもなくてはならない存在です。
大手ゼネコンの場合は、自社でディベロッパー要素も含んでおります。

【ディベロッパーの仕事内容】

  • 業用地取得業務
    →土地を取得するために、情報収集、分析、検討、交渉、取得を行います
  • 事業企画業務
    →設計図や外観・内装のデザインを行います
  • 営業販売
    →開発を行っている不動産に入居の可能性のありそうな企業や、
     商業施設への出店しそうな飲食店や小売業者(テナント)などの調査、企業への営業を行います
  • 管理
    →テナントとの関係を築くためにイベント等開催します

2.ゼネコンについて

ゼネコンとは
「General Contractor(ゼネラル・コントラクター)」の略称です。
「General」は「全般的」、「Contractor」は「請負業者」
という意味で、総合的に請け負う業者という意味になります。
つまり、ゼネコン=総合建築業という意味になります。
ゼネコンの中でも完成工事高上位5社を示す
スーパーゼネコンと言われています。
ゼネコンの他に似た名前で、海洋土木を専門とするマリコン、
設備関連の工事を請け負うサブコンがあります。

【ゼネコンの仕事内容】

  • 営業
    →コストや技術面で検討を行い企業に提案をします。
  • 調達
    →工事に必要な資材を品質やコストを考え、調達します。
  • 設計
    →発注者の要望を叶えるため、外観や内装のデザインを行います。
  • 施工管理
    →工事に関わる全てのことを行います。(施工・予算・書類作成等)
  • 設備
    →電気や空調などの配置を考え、計画通りに計画が進んでいるか確認します。
  • 研究開発
    →工法の研究や資材の開発を行います。
  • 事務
    →全ての業務において事務作業を行い、裏で支えます。

3.まとめ

本日は、建設業界のディベロッパーとゼネコンについて、ご説明いたしました。ディベロッパーのもと、
ゼネコンは設計・施工・研究の全てを担います。
そのため、なくてはならない業種であることが
お分かりいただけたかと思います。
次回は、ハウスメーカーと工務店について
ご説明させていただきます。