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【事例紹介】建設DXをけん引する次世代型エンジニア育成事業に関わる

文部科学省「デジタルと専門分野の掛け合わせによる産業DXをけん引する高度専門人材育成事業」*1において独立行政法人国立高等専門学校機構 明石工業高等専門学校様と「建設DXをけん引する次世代型エンジニア育成事業」に対してコンサルティング支援を実施しました。

具体的には、都市システム工学科向けに

・ICT施工背景と実習

ICT施工が、建設業界のDXを推進するひとつの手段となっており、技術継承・作業効率化は急務の課題であり、ICT施工の実例・実習を含めた理解と新たなICT施工に対する提案ができる人材の育成に繋げます。

・橋梁、コンクリート構造物の塩害による劣化のAIによる画像判定

鋼構造の橋梁、コンクリート構造物に対する内部の鉄筋の腐食が耐久年数と気象要件等により劣化するが、AIによる画像診断を用いて劣化判定する仕組みを理解することにより建設DXを推進できる人材の育成に繋げます。

これらに該当するカリキュラム、シラバス、ルーブリックについての助言・支援を行いました。建設業界の技術として測量・設計・施工・維持管理のライフサイクルの中で様々な技術を論理的かつ実践を交えて学ぶことは以前から変わらないですが、建設DXを目指すには、プラスしてITの技術を学ぶ必要があります。一般的なIT知識からデータサイエンティストまで幅広いIT技術の要素を学ぶことにより、「建設+IT+新しい発想」→「建設DX」を実現できる人材の育成が可能となります。まさに明石工業高等専門学校様は、可能を現実に変える教育の場であることを認識しました。

弊社は、ひとつの事業として建設DXにフォーカスしておりますが、企業としてデータサイエンティストによる企業課題に対する「見える化」サービス、大手メーカ様との協業によるIoTによるDX推進等、多方面から世の中のDX推進に寄与する企業となります。

*1 事業趣旨・目的
デジタル社会への環境変化に対応した資質・能力を涵養するため、DX教育設備を活用した教育カリキュラム開発や実験・実習の高度化など、「デジタル×専門分野」の教育を進め、我が国の産業界等のデジタル化・高付加価値化をけん引する高度専門人材育成を加速することを目的とします。
「デジタルと専門分野の掛け合わせによる産業DXをけん引する高度専門人材育成事業」実施機関の決定について:文部科学省 (mext.go.jp)