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やっぱり「2D CAD」か!?

建設業界は、BIMの普及に伴い2D→3Dへの移行が本格化してきている。世の中の時代の流れとIT技術の進歩により、3D化も当たり前の世の中になりつつある。これまで3Dは意匠等のプレゼンでは利用されてきたが、あくまでもイメージであった。設計からは、2DCADにより図面を作成することで建物が設計され施工されてきた。BIMの出現により2DCADではなく、BIMソフトウェアにより3Dモデルの構築が、意匠・設計・施工で適用されるようなり、建設業界の変革(イノベーション)が起こっている。
ただ、BIMモデルから実際の施工をするには、まだまだ2D図面を出力して図面も共に施工することが多々あるのが現状である。海外の事例では、BIMモデルを見ながら施工する実例も挙げられているが、まだまだ2D図面に慣れた現場作業員が多いことから図面頼りにならざるを得ないのが実情である。
結局は、2DCADは、必要であるのか!?BIMソフトウェアから2D図面出図はできるが、既存図面と同等のものをBIMソフトウェアから自動出図することは、容易なことではない。 将来、図面が無くなりBIMモデルから施工する世の中になるのか?まだまだ2D図面を見るのか、施工技術者の改革(イノベーション)に委ねだれるであろう。