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[ BIM glossary ]

BIM用語集

BIM初心者の方にも役立てていただけるように、BIMに関する幅広い用語についてご紹介しています。
BIM
BIM(Building Information Modelling)は、コンピュータ上に作成した主に3次元の形状情報に加え、室等の名称・面積、材料・部材の仕様・性能、仕上げ等、建築物の属性情報を併せ持つ建築物情報モデルを構築するものをいう。

BIMモデル

BIMモデルは、コンピュータ上に作成した主に3次元の形状情報に加え、室等の名称・面積、材料・部材の仕様・性能、仕上げ等の建築物の属性情報を併せ持つ建築物情報モデルをいう。

BIMデータ

BIMデータは、BIMモデルに加え、BIM上での2Dによる加筆も含めた全体の情報をいう。
3Dモデル
3Dモデルは、縦・横・高さの3次元座標で仮想的に3次元形状を表すモデルをいう。
2D
CAD等を用いた2次元形状情報を表すものをいう。X・Y平面である。

詳細度

BIMモデルの作成及び活用の目的に応じた BIMモデルを構成するBIMの部品(オブジェクト)の詳細度合いをいう。

BIM実行計画書

BIM実行計画書(BEP(BIM Execution Plan))は、特定のプロジェクトにおいてBIMを活用するために必要な設計情報に関する取決め。BIMを活用する目的、目標、実施事項とその優先度、詳細度と各段階の精度、情報共有・管理方法、業務体制、関係者の役割、システム要件等を定め文書化したもの。プロジェクトの関係者間で事前に協議し合意の上、要件書として発行する。

BIM発注者情報要件

BIM発注者情報要件 (EIR(Employer’s Information Requirements))は、特定のプロジェクトにおいて、発注者として求める、BIMデータの詳細度、プロジェクト過程、運用方法、契約上の役割分担等を示したもの。

フロントローディング

フロントローディング(front loading)は、業務プロセスや工程において前倒しで資源を投下し、さまざまな検討を行い早期に課題を発見し対処することで、後工程の負荷を軽減しつつ、品質を高めようとする方法。

空間オブジェクト

空間オブジェクトは、壁、床、天井、間仕切り等に囲まれた3次元オブジェクトである。

干渉チェック

干渉チェックは、建物を構成部材等の重なりを確認すること。
Revit
Revitは、AUTODESK社が開発したBIMソフトウェアである。

ARCHICAD

ARCHICADは、GRAPHISOFT社が開発したBIMソフトウェアである。

GLOOBE

GLOOBEは、福井コンピュータアーキテクト社が開発したBIMソフトウェアである。

BricsCAD BIM

BricsCAD BIMは、Bricsys社が開発したBIMソフトウェアである。

Rebro

Rebroは、NYKシステムズ社が開発した設備用BIMソフトウェアである。

IFCファイル

IFCファイルは、IFC(Industry Foundation Classes)ファイルは、BIMデータの共通ファイルフォーマットである。無償のViewerソフトもある。BIM主要なソフトウェアも対応している。

RVTファイル

RVTファイルは、Revitのプロジェクトファイルである。一般的にRevitでBIMモデルを作成したときに保存されるファイル拡張子である。

RFAファイル

RFAファイルは、Revitのファミリを保存するファイル拡張子である。

plnファイル

plnファイルは、ARCHICADのプロジェクトファイルである。

GLMファイル

GLMファイルは、GLOOBEの保存ファイルである。

属性情報

属性情報は、BIMモデルに付与される情報であり、部材の形状、寸法、数量、その他等が付与できる。

LOD

LOD(Level of Detail/Development)は、BIMモデルの詳細度を表すもので、LOD100:企画・意匠、LOD200:基本設計、LOD300:実施設計、LOD400:施工、LOD500:維持管理と大まかに分類できる。

stl形式

STL(STereoLithography)形式は、3Dモデルを三角メッシュで構成された形式で、3つの三次元座標(三角形の頂点)と法線ベクトルで表現される。
CDE
CDE(Common Data Environment)は、BIM情報、プロジェクト関連情報等を共通のプラットフォームで参照・更新ができる環境のことをさす。プロジェクト関係者のコラボレーションの垣根を取り除きデータの更新、共有、保存ができることである。

デジタルツィン

デジタルツィン(Digital twin)は、リアルにある建設現場の状況を仮想空間に再現させたものである。実際の建設現場での構造物、ひと、建機等が仮想空間(コンピュータ上)に再現されること。限りなくリアルタイムで更新がかかることが望ましい。

FM

FM(Facility management)は、「企業・団体等が保有又は使用する全施設資産及びそれらの利用環境を経営戦略的視点から総合的かつ統括的に企画、管理、活用する経営活動」(公益社団法人日本ファシリティマネジメント協会より)と定義されるが、一般的には、維持管理を行うためのマネージメントである。
設計BIM
基本設計段階のBIMを言う。LODでは、100~200程度の詳細度である。
施工BIM
施工段階のBIMを言う。LODでは、300~500程度の詳細度である。
streamBIM
JDM technology Groupが開発した、様々なデバイスで利用可能なBIMデータ、図面、ワークフロー、チェックリスト等の機能をひとつにまとめたソリューションのこと。BIMコラボレーションツールである。