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CADやBIMのカスタマイズとは?何ができるのか・メリットを紹介!

こんにちは。

第11回は、「CADやBIMのカスタマイズとは?何ができるのか・メリットを紹介!」です。

建設業界・製造業界では使用されているCADやBIMは、実はカスタマイズすることが可能です。
CADやBIMを使っているが、もう少し効率化を図りたいと考えている方も多いのではないでしょうか?
そんな方に見ていただきたい内容です。

Agenda

1. CADやBIMのカスタマイズとは
2. カスタマイズの活用事例
3. カスタマイズのメリット
4. まとめ

1. CADやBIMのカスタマイズとは

CADやBIMのカスタマイズとは、CADやBIMのソフトウェアの機能や操作を、ユーザーのニーズや特定の業界の要件に合わせて調整することです。
CADやBIMのソフトウェアは、各メーカから販売されており、図面や3Dモデルを作成することができます。基本コマンドと呼ばれる、図形の描画、編集、削除などの作業を実行するためのコマンドを使用することで、図面を作図・3Dのモデル作成ができます。
しかし、手作業で行うため、図面の枚数が多い場合は特に時間がかかります。また、熟練した作業者と覚えたての作業者では作成時間は大きく開きが出てきてしまいます。
カスタマイズをすることで、CADやBIMの利用者がそのソフトウェアをより効率的に使用するために重要な役割を果たし、ノウハウがない覚えたての作業者でも短時間で作成することができます。

2.カスタマイズの活用事例

CADやBIMを使用していて下記お悩みがあれば、カスタマイズで解決できる可能性があります。

・作図する図面の枚数が多いが、図面の中には単純な図形も多い
・CADやBIMで使用する情報をExcelでも管理していて登録が2度手間になっている
・図面のチェックも手作業で行っている など

手作業で行う場合には、どうしても作業工数がかかってしまいます。
カスタマイズは、ルールが明確であれば実現の可能性が高くなります。

「簡単なCADカスタマイズ」の記事にも活用事例を載せていますが、全自動までは行かなくても、少しでもお助けツールを作ることで今までの作業時間がかなり短縮できます。

3.カスタマイズのメリット

CADやBIMのカスタマイズ活用事例は多岐にわたりますが、いくつか代表的な例を挙げてみます。

①自動作図
特定の設計基準に合わせて、自動で図面を生成するカスタマイズを行います。例えば、建築設計で使用されるCADソフトウェアを、特定の企業に合わせて自動的にレイアウトやタイトルブロックを配置するようにカスタマイズすることもできます。

②特定機能追加
CADソフトウェアに特定の機能やツールを追加するカスタマイズがあります。例えば、土木工学で使用されるCADを、地形解析や排水設計に特化した機能を追加して、設計プロセスをサポートすることがあります。

③外部データとの連携
CADソフトウェアを、他のシステムやデータベースと連携させることもできます。例えば、建設プロジェクトで使用されるCADを、ERPシステムと連携して、データの一元管理やリアルタイムな情報共有を実現することができます。

①~③はあくまでも、CADやBIMがさまざまな業界やプロジェクトで柔軟に活用されるためのカスタマイズの一部です。特定のニーズや要件に応じて、CADをカスタマイズすることで、より効率的で正確な設計作業が可能になります。

4.まとめ

意外とカスタマイズできることが知らなかった!
こんなことができるなら、この業務も効率化できるのでは?
など、色々な気付きがあると嬉しいです。
現在、それぞれの企業で残業抑制等取り組みをされているかと思いますが、カスタマイズで変わる部分があれば、ご相談からおすすめいたします。
自社でお悩みの場合は、是非お気軽にお問い合わせください。

それでは次回のブログでお会いしましょう。