【事例紹介】2025年度BIMモデル作成総括
2025年度も多くのBIMモデル作成を実施しました。年々BIMへの関心度・必要性は向上しているものと実感した年でもありました。
発注先に関しては、圧倒的に設計会社が多く全体の82%を締めました。
設計会社:中小設計工事会社、設備会社

また、新築・既築別に見ると約80割が既築となっており、リノベーション等の用途でのBIMモデル作成が大半を占めました。

2025年度の実施事例について
新築物件
新築のBIMモデル化が少ないことについては、営業的なこともあり、新築物件を設計されているお客様でかつBIMモデル化が必要なお客様との接点が少なかった点が挙げられます。
本来のBIM設計では、設計者と共にプロジェクトに参加して設計情報を共有しながら、BIMモデルを作成することになりますが、まだまだ図面からBIMモデルを作成することが大半となっております。
図面からのBIMモデル作成も完全に設計が完了していない段階で平行してBIMモデル作成する案件については、BIMモデル作成途中での部材の干渉を検知することが可能となるため、BIMモデルから設計者へのフィードバックが可能になるケースもあります。
BIMモデルで電気・空調・機械設備までを作成することにより、建物全体のBIMモデル化ができることでプロジェクト内でのコミュニケーション含めた効率化を図ることができます。
既築物件
既築案件では、現況の図面が存在しないことに起因してBIMモデル作成を実施することが一番多い理由となります。
既築でのBIMモデル作成の手段としては、事前に3Dカメラ(LiDAR)により撮影しそこから点群データを元にBIMモデル作成する流れが一般的になります。3Dカメラで作成することにより、360度の画像を撮影できるため、いつでも画像を確認すれば、詳細を確認することが可能となります。
BIMモデル作成により、施主様との打ち合わせで利用したり設計段階で利用したり3Dデータがあるため、様々な用途に利用が可能となります。
これまで既築案件については、各部屋単位のBIMモデル作成が大半でしたが、ここ最近の傾向としては、天井裏の配管までをBIMモデル作成するケースが増えてきています。
空調設備のダクトについては、既存の正確な位置が把握したい要望に対してBIMモデル作成を行うことで天井裏のダクトの変更等の検討も可能となります。
改修工事での既築のBIMモデル作成の用途は多々ありますが、ビル管理として図面からBIMモデル化への移行も新たな取り組みとして挙げられます。
ビル管理として建物一棟をBIMモデル作成することより、修繕履歴をBIMモデル内で管理することが可能となります。
図面に修繕箇所・修繕実施内容を反映することと、BIMモデルでそれぞれを反映することでは、視覚的には明らかにBIMモデルが優位となります。
管理者またはオーナー様への情報提供についても図面から3Dデータ(BIMモデル)という新しい提供方法に代わっていくものと思われます。 2026年は、「来るものは拒まず!」なんでもBIM化に挑戦したいと思っております。
