簡単なCADカスタマイズ

AutoCAD（IJCAD）で設計・作図作業をされている方は、基本的にはメニューに表示されている基本コマンドを用いて設計・作図業務をされています。

日常業務の中で図面を作成することは、回数を重ねる毎、経験を積むことにより、より効率的に作図作業ができるようになり時間短縮ができるようになります。

ただし、そこには限界があり限界以上に効率化を求めることができません。

この問題・課題を解決するのが「カスタマイズ」になります。

カスタマイズ

AutoCAD（IJCAD）は、メニュー、ユーザインターフェース、マクロ等についてはカスタマイズ機能を持っているため、利用者自らカスタマイズをすることができます。しかしながら限定的な範囲となること、カスタマイズの方法を調べる必要がありトライされる方は少ないのではないかと想定しております。

もうひとつのカスタマイズとしてプログラムを組むことができます。一般的によく耳にする「自動作図（設計）システム」・「図面から見積システム」・「各図面作成システム」があります。これらは、プログラムによるカスタマイズをしたものになります。

日常の設計・作図業務の中で“こんなことができれば良いな。”・“ここ自動で書けないか”・“書いているんだから、自動で集計して欲しい”とかの課題を解決する最も近い方法がカスタマイズになります。

パワーポイント、EXCELで、オブジェクト（図形）を綺麗に配置させる機能がありますが、これをAutoCAD（IJCAD）で実現させることができます。

AutoCAD（IJCAD）の基本コマンドを駆使すれば、同じような結果を得ることはできますが、パワーポイント、EXCELと同じ操作により一発で揃えることが可能となります。

寸法線を作成するのがめんどくさいので、自動で作成することができます。操作としては、対象の図形の指示と寸法線の補助線方向の指示は必要になりますが、自動で寸法線を作成することができます。

ダイナミックブロック機能を利用すれば、パラメトリック図形を簡単に作成することはできますが、どうしても設定ができないパターンがあるとか、そもそもダイナミックブロック図形の設定が難しい等の問題があれば、パラメトリック図形をパラメトリック寸法等の情報を入力することで自動作図することが可能となります。

図面上に設備機器等を作図してその図面から設備機器の一覧表を作成することができます。設備機器に各種情報を保持させることも可能なため、この情報から検索対象を絞り込んだり、必要な情報を集計したり一覧表示させることが可能となります。