生成AIとは?建設業界での活用メリットについて
こんにちは。
第9回は、「生成AIとは?建設業界での活用メリットについて」です。
☑AIを使ってみたいけど何があるのか分からない
☑そもそもAIがどんなものか分からない
☑建設業界で今後どのように使われるのか知りたい
こういった方々の参考になるかと思います。
AIの基礎知識と活用メリットについてご説明いたします。
Agenda 1. 生成AIとは 2. 生成AIの仕組みと種類 3. 建設業界での活用メリット 4. まとめ |
1.生成AIとは
生成AI(ジェネレ―ティブAI)は、人工知能(AI)の一種です。
従来のAIは、学習したデータの特徴を識別することを得意としており、
データを整理・学習し、結果を出力するだけだったため、
簡単にまとめると「既存コンテンツのみの出力」でした。
しかし、生成AIでは新たな唯一無二のコンテンツを
出力できるという違いがあります。
なぜ、唯一無二のコンテンツを出力できるのでしょうか。
生成AIの仕組みと種類についてご説明いたします。
2.生成AIの仕組みと種類
コンテンツを生成するために、まずは大量のデータの学習を行います。
「機械学習」と呼ばれる技術により、データの特徴やパターンを学習します。
機械学習には、以下大きく分けて4つの種類があります。
1.教師あり学習
⇒正解のラベル付きのデータを使って学習させ、最適な関係式や関数を導き出す手法
2.教師なし学習
⇒学習データに正解を与えない状態で学習させる手法
3.強化学習
⇒AIにデータを与えて学習させる手法
4.深層学習
⇒ニューラルネットワークという分析手法を拡張し、
高精度の分析や活用を可能にした手法
深層学習では、画像認識・音声認識・自然言語処理・異常検知ができ、
現在のAI技術の中核を担っています。
例えば、ChatGPTは、深層学習を用いた自然言語処理の技術となります。
AIの進化は早く、特に画像や動画の生成では今まで考えられなかったことが
実現できるようになってきています。
画像生成と動画生成の代表的なサービスを一部ご紹介いたします。
【画像生成】
■Stable Diffusion
ユーザーが入力したテキストをもとに自動で画像を生成するAIとなります。
テキストの内容や単語の豊富さに応じて、ユーザーが望むイメージに合った
画像を生成しやすくなります。
Stable Diffusionで作られる画像は、システムに搭載された
「潜在拡散モデル」というアルゴリズムによって生成されています。
※潜在拡散モデル:拡散モデルの一つで、VAEを利用し、
次元圧縮された潜在空間で拡散モデルを実行するものとなります。
これによって、計算量やメモリの消費量が削減され、
モデル学習やデータ生成を効率的に行うことができます。
■Midjourney
Stable Diffusionと同様に作成したい画像のイメージを入力し、
それをもとに自動で画像を生成してくれるAIとなります。
他の画像生成AIと比べて、写真のようなリアルな絵を生成することができます。
【動画生成】
■Sora
最近、注目を集めているOpenAIが動画生成AI「Sora」は、
2024年2月15日にOpenAI社が公開したText-To-Videoモデルです。
複数のキャラクター、特定の種類のモーション、
被写体と背景の正確な詳細を含む複雑なシーンを生成することができます。
これまでの動画生成AIは、数秒程度の動画しか生成できなかったのですが
Soraは、高画質且つ最長1分の動画を生成できます。
生成AIの進化はとても早く、今後も拡張し様々なことが
実現可能になると考えられます。
3.建設業界での活用メリット
それでは、ChatGPTに活用メリットを聞いてみましょう。
(回答)
建設業界において生成AIを活用することには、多くのメリットがあります。
- デザインの最適化と高度化: 建設プロジェクトにおいて、生成AIは異なるデザインオプションを迅速に生成し、評価することができます。これにより、建築物やインフラのデザインを最適化し、革新的なアイデアを探求することが可能になります。
- 効率的なプロセスとスケジュール管理: 生成AIを使用すると、建設プロジェクトのプロセスやスケジュールを効率的に管理することができます。自動化されたタスクや作業フローにより、作業の追跡や調整が容易になり、プロジェクトの進行状況をリアルタイムで把握することができます。
- リスク管理と衝突検出: 生成AIは、建設プロジェクトにおける潜在的なリスクや衝突を特定し、予防するのに役立ちます。例えば、異なる設計要素の衝突を自動的に検出し、修正することができます。これにより、建設中のトラブルや遅延を回避することができます。
- 顧客とのコミュニケーションの改善: 生成AIを使用することで、建設業者は顧客とのコミュニケーションを改善し、彼らのニーズや要求をよりよく理解することができます。建設プロジェクトのビジョンやコンセプトをビジュアル化し、顧客との意思疎通を促進することができます。
- 持続可能性の推進: 生成AIは、持続可能な建築やエネルギー効率の高い設計を支援するのに役立ちます。建築物やインフラの設計段階で、環境に配慮した選択肢を検討し、持続可能性を高めることができます。
これらのメリットにより、建設業界では生成AIの活用がますます重要となっています。より効率的で革新的なプロジェクトの実現に向けて、生成AIの技術は重要な役割を果たすことが期待されています。
作成者:ChatGPT
4.まとめ
これから、生成AIの技術は益々進化し、より多くの分野での活用が期待されます。
生成AIを使ったサービスはたくさんあるため、適切な方法での活用することが重要です。
建設業界の方でAIの活用を検討されている方は、弊社にお気軽にお問い合わせください。
建設業界の知見とAIのサービスを掛け合わせて最適なサービスをご提案いたします。
それでは次回のブログでお会いしましょう。
株式会社エヌ・アンド・アイ・システムズの営業女子。前職は金融機関に勤めており、IT業界へ転職。建設業界や製造業界を中心にDXを浸透させるため毎日奮闘中。