建設業界にBPOを取り入れるメリットとは
こんにちは。
第8回は、「建設業界にBPOを取り入れるメリットとは」についてご説明いたします。
BPOとはどういう意味?と疑問に思う方もいるかと思います。
是非このブログでBPOの意味から必要性まで知ってもらえたら嬉しいです。
Agenda 1. BPOとは 2. BPOを取り入れるメリット 3. 建設業界でのBPOイメージ 4. まとめ |
1.BPOとは
BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)とは、企業の業務プロセスを一括して外部に委託するアウトソーシングの一種です。BPOはアウトソーシングと違い、プロセス全体を委託するため、業務効率化の目的以外に、経営戦略として導入されるケースも多くあります。
読み方:ビーピーオー
2.BPOを取り入れるメリット
どんな企業でも経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)は限られています。
それぞれ企業は目標を掲げており、限られた経営資源の中で経営目標を達成するために、
方針や計画を定めています。BPOを取り入れることにより、以下のメリットがあります。
①コア業務に集中できる
ノンコア業務を外部に任せることにより、本来行うべきコア業務へリソースを割くことができます。
そのため、従来よりも専門性と業務の質を高めることができます。
②固定費の削減
自社のリソースの場合、固定費となりますがBPOの場合、変動費となります。
業務の状況に応じて必要な分だけ外部に任せることができるため
柔軟に調整することが可能となります。
③事業成長の加速
必要な社内体制の構築が素早くできるようになるため、経営戦略の実行スピードも上がります。
また、BPOの活用で社外ノウハウを取り入れることができるため、
不足しているノウハウを補うことができます。
3.建設業界でのBPOイメージ
2024年4月には働き方改革関連法に基づき建設業界にも時間外労働の上限規制が適用されます。
そのため、広い範囲で工事遅延の発生や人手不足の深刻化が懸念されていることを
「2024年問題」と呼ばれています。
これから建設業界はより一層、長時間労働の改善が必要であり、
改善のための対策をしなければなりません。
長時間労働の原因は大きく2つあります。
1つ目は、前回のブログでご説明した人手不足です。
2つ目は、工期が厳しいことです。
工期が厳しいことから、建設業界の休日状況は下記となります。
参照:国土交通省「建設業における働き方改革」建設業における休日の状況ページを参照
建設工事全体では、約65%が4週4休以下で就業している状況です。
工期設定を見直すことはもちろんですが、システムの導入やBPOを取り入れることが
長時間労働の改善の近道です。
2024年から始まる時間外労働の上限規制を見据え、建設業界でBPOを取り入れるべき
業務内容は以下が挙げられます。
■各部門の事務作業の巻き取り
見積書作成や請求処理等のルーティン化している事務作業をアウトソーシングすることで、
今までコア業務に集中できていなかった社員の方のモチベーションのアップや、
スキルアップに繋がります。
■DX関連部署へノウハウの提供
各社DXを取り入れるために、DX関連部署が立ち上がっている中、何から取り組めば良いのか悩んでいる
企業も少なくありません。弊社の場合、今までのノウハウを活かしコンサル~業務支援まで幅広くご支援が可能です。
4.まとめ
BPO事業者を選定する際に、建設業界に関する専門性が高い事業者を選ぶことも重要でしょう。目的やコストを明確にし、BPOを取り入れることでより効果が高まります。
それでは次回のブログでお会いしましょう。
株式会社エヌ・アンド・アイ・システムズの営業女子。前職は金融機関に勤めており、IT業界へ転職。建設業界や製造業界を中心にDXを浸透させるため毎日奮闘中。